仕事が進まない?そんなときの「着手法」という考え方

2016.05.25

アイヤー、仕事が進まない。そんなときってたくさんありませんか?

計画を立てても、お部屋を掃除しても、進まない仕事は進まないのです。なのに、なんで計画立てたり、お部屋を掃除したりしちゃうんでしょうね。計画と掃除が実は進捗にプラスの効果を及ぼすみたいな学術論文がアメリカの大学で公表されてGIGAZINEに載ったとしても、そのときは、少しホッとしつつも、きっとにわかには信じられないだろうなあと思う私です。

そんなときに行き着いたのが「着手法」と私が勝手に呼んでいる方法です。

これ何かというと、山積みになっている仕事の中から、該当する仕事を「とりあえず着手だけする」という身も蓋もない手法です(笑)

どんな無計画な人でも、「この仕事はあの仕事が終わってからしよう」とか「もう少しアイデアを寝かせて熟成させてからしよう」とか「あと一眠り・・・」とかw、実は言葉の端々にある「〜してから」という言葉で「計画」にしてしまっているのですね。人間は無意識に計画を立てているのです。

そんな無意識の頭の働きをストップさせるのが「とりあえず5分やってみる」と決めてしまうことです。

人間、組織生活をしていると、コミュニケーション上、何かと理由が求められます。「なぜ、それをいま、そこでやるのか?」、「優先順位はなんだ?」、「コンセプトはあるのか?」、「事例はあるのか?」など。そうやって、頭を使ってばかりいると、「とりあえずやる」っていう発想が薄れていくのですね。

しかし、学校や職場から自宅に帰ってみると、自分の行動がどれも「何気ない」ことに気づかされることがあります。「なんとなくテレビをつける」、「なんとなく洗濯物を片付ける」、「なんとなく風呂入って寝る」・・・「いま、ここで、ゴミ出しする理由」を聞かれることはなく(そりゃ溜まったら捨てるものですが、いまやるのが面倒くさければ来週のゴミの日でもいいわけですw)、気が向けばやるし、気が向かなかったらやらない、本来の人間の仕事なんて、そんなものなのです。

とりあえず、やってみれば、自然と頭が働いていって、意外と捗るものです。あの「試験前の大掃除」だって、「勉強しようと思ったんだけど、ちょっと部屋が散らかってるなあ。ちと掃除してみるか・・・(数時間後)・・・わ、なんでこんなに綺麗になっているんだ!」という「気が向いた」ことによる結果です。大真面目に掃除の計画をしていたらできなかったのに、「気が向いたら」大掃除できてしまうのです。

なので、「気が向いたらやる」ということを大事にしよう。それが「着手法」の極意なんですね。

すなわち、着手法の働き方に慣れないうちは「とりあえずやってみる」と意志の力で強制着手するのですが、この働き方に慣れてきたら「気が向いたらやってみる」と自然着手するのですね。仕事の早いオーナー社長とかって、後者に近いと思うんです。好きなことを中心にやっているというのもあるのでしょうが、無意識的に、頭を使う前に、おのずと体が動いちゃう。

もちろん確かに、やりたいことを仕事にしているオーナー社長と、組織命令に従って動かないといけないサラリーマンとでは、当然立場が違うので、いきなり後者のような人を真似しようとするのは難しいかもしれません。しかし、なにかと理由が求められがちな組織生活のアタマを忘れて、「気が向くジブン」を取り戻していくというのが大事なんじゃないかなって思うのです。

「天衣無縫で働く」なんていう境地に達するのは難しいかと思いますが、ふとした気の向き様、心の働きを取り戻すというのは大切なんじゃないかと思います。「とりあえず5分やってみる」、「気が向いたらやってみる」、重要です。

 

【追記】

この日の晩、たまたま読んでいた漫画、『ベイビーステップ8巻』にこれと似たようなことが書いてありました。ご参考までにリンク貼っておきます。テニスで知り合った人に「いろいろ勉強になりますよ」と薦めてもらいました。

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