新しい波が来るタイミング

2015.01.24

変化の激しいIT業界で、新しい波が来るタイミングを読むのは難しいものです。その法則とはなんぞやということについて考える日々です。

スマホを例にとって考えてみます。

【創成期:全てのはじまり】
2007年にiPhone登場。Androidの端末販売はその翌年。

【浸透期:ギークにとって一番楽しい時期】
2008-9年からじわじわ普及しはじめ、アプリ開発に勤しむギークが増えてくる。日本語の書籍も続々と出版されていく。アイデア一発のアプリや、特定の機能にフォーカスしたアプリでも、面白ければ数百万DLまでいく。AppBankが開設された時期でもあり、専用メディアはこの時期から登場する。

【普及期:マーケターが活躍する時期】
2010-2011年くらいになると、アプリ数が増えて、全体的なクオリティが良くないと流行らなくなってくる。スマホ×ソーシャルの起業が増えてくる。「カンブリア爆発」という言葉が使われる。マネタイズという言葉がやたらと使われるようになる。

【事業期:ビジネスとして形になりだす時期】
2012-2013年は、ソーシャルサービス・アプリが青田買いされた時期。マネタイズ前にソーシャルサービス・アプリの買収が進む。Instagramを始めとして、カメラアプリが多数登場して、ほとんどマネタイズされることなく、買収されていった。ソーシャルゲーム企業は急拡大し、M&Aも進んだ。Webサービス系は、キャッシュポイントがありそうなものは買収された。

【総括期:ビジネスとして結果が出る時期】
2014年は、上場ラッシュ。2007〜2012年あたりに創業した会社が多数IPOした。数億〜十数億がメインだったM&Aが数十億規模と大型化。そして、時代はスマホ・ソーシャルからIoTへとシフトしていく・・・

 

この8年間を振り返るだけでも、一定の法則が見えてきそうです。

もちろん、歴史は繰り返すといえども、同じ物事ではないので、一概に言えるものではありませんが、こうして見るに、IoTは「浸透期」であり、2014-2015年に掛けてユニークなプロダクトが開発されていきそうです。また、ヒット製品に関連するアプリ・コンテンツは多数登場するでしょう。日本国内だと、この傾向は2016年くらいまでは続くかもしれません。

2016-2017年は「普及期」と「事業期」が同時で一気に来るような気がします。ソーシャルの力で、何かが浸透・普及するスピードが上がっているので、IoTブームはスマホブームよりも、さらにスピード化するように思います。この波に、ハイテク・電機・通信系の大企業がどこまで乗れるか、スピード経営が出来るか、気になるところです。大企業のアクセラレーション・プログラムは、IoTの時代を待って、花開くかもしれません。

2018年あたりが最終的な結果が出る時期かもしれませんね。そう考えると、「あと3年」です。

 

領域・事業によって、成熟までの時間軸が異なるので、なかなか読みにくいですが、少し短めに予想して、早めに着手していくのがよいのかなと思いました。

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